パググッズ専門店、PUGBIIKI、店長です
【ブログお引越しにあたり、以前のwordpressで作成していたブログに掲載していた中で、消したくないなー、という記事をお引越しさせていますm(_ _)m
こちらは2015年開設当初に描いたもののアーカイブです。】グッズ紹介が続いたので、ここでちょっとこちらのオリジナルイラストのモデル犬『リンさん』についてのお話をさせて頂ければと思います。
今から約2年前の11月、『リンさん』は12歳(女の子)で亡くなりました。
それまでも子宮に膿が溜まり、子宮摘出手術や、犬種として皮膚が弱いので時々鼻の皺や耳に炎症を起こしたり等で病院のお世話になることはありましたが、基本的に元気で過ごしていました。
6月末の12歳の誕生日少し前から具合が悪くなり、初めは突然吐き始め、病院に連れて行きましたら『急性膵炎』ということで数週間点滴・入院等で治療した結果、なんとか少しは良くなりましたが、すい臓全体の機能が低下してしまった結果、インシュリンを自分で足す事が出来なくなり、急性膵炎から来る糖尿病と同じ状態になってしまい、当初は毎日病院通いの点滴でしたが、支える側の仕事の都合もあり毎日を一日おきにしても良いという状態になってからは一日おきに病院通いの日々でした。
とは言え12歳の高齢ですので点滴・投薬以外の積極的な治療も出来ず、ただ本人(本犬?)が少しでも苦しくなく過ごせるように、と思っていた所、今度は胆管が詰まった症状が出るようになり、その治療も加わりました。
胆管に関しては手術による改善の可能性も無しではなかったものの、他の症状や高齢及び犬種的に麻酔に弱いということもあり、獣医さんとも相談の上手術はせずにこのまま出来るだけ緩和療法を続けていくことにしましたが、やはり日を重ねるにつれ徐々に黄疸の症状も出てきて、嘔吐することも多くなりました。
幸い我が家の家人に漫画家という、自宅で仕事をする環境の者がおりましたのでほとんど1人で留守番させることはなく、急変にも対応できる状態ではありましたが、やはり家族に病気の者がいるのは精神的・心情的・そして経済的にもつらかった記憶があります。(当時は私はイラスト仕事と外での仕事の半々でしたので、外仕事のみでイラスト仕事に宛てる時間分を病院通いに費やしたため、以降しばらくはイラスト仕事は開店休業状態になってしまいましたが(^_^;))
11月に入り、私自身もう少し無駄な時間を無くしてリンさんの通院をしつつも絵の仕事にも復帰して家での仕事を増やし、本腰を入れて看病するためにもと、多少伸ばし続けていた髪の毛をベリーショートにバッサリ切ったその翌日、いつも通りに点滴で通った後、また具合が悪くなり病院へ入院。
その夜、病院から容態が悪くなった知らせがあり、皆で病院に向かうべき所、まだ小さかった長女と私はお風呂に入ったばかりですぐに出られないことから、私と長女以外、ダンナさんと長男と私の母の3人で病院に向かいました。
私たちも風呂を出次第迎えるようにするので、ダンナに迎えに来て欲しい旨のメールを送ったのですが…
残念ながら、私と長女は彼女の死に目には会えませんでした。
会いに行った家族もまた、ほぼ危篤状態だったため何か築に呼びかけられたわけではなかったということだったので、あまり変わりは無いのかもしれませんが。
なので、何となく実感が沸きませんでしたが、とにかく私の病院通いの日々は突然に終わりを遂げました。
【在りし日のリンさんの写真(一緒に写ってるのは長男)】
実は先々代の『モンちゃん』は13歳で亡くなったのですが、無くなる前の晩まで本当に普通に過ごしていて、翌日の朝いつも一緒に寝ていた私の父布団のまくら元で静かに息を引き取っていた(少し太り気味だったため心不全であろうとのこと)ので、半年足らずの闘病生活でしたが、こんなに大変な状態になるのだと痛感したのでした。
ですので、リンさんはペット保険に入っていませんでした。
もし入っていたらまた少し治療費的なものは楽になっていたかもしれません。
このことで、私が強く思ったのは家族として犬を飼うためには、もし病気になった際にも十分な治療を受けさせてやれるだけの貯蓄が出来ない限り飼えない、ということです。
もちろん目の前で助けてやらなければ死んでしまいそうな状況の者がいてもそれを無視しろという意味では決してありません。
ですが、少なくとも我が家では今回のことを踏まえてもし万が一病院通いになっても半年~1年は安心して治療を受けさせてやれる余裕が無ければ新たなおパグ様は迎えられないと思ったのです。
正直、気持ち的にパグロスは続いています(^_^;)
でももし今パグ犬そのものを購入(って言葉もあまり好きではないですが(^_^;))・お迎えしたとして、リンさん同様の病院通いがいきなり始まったとしたら、恐らく半年も通って上げられる経済的余裕が、お恥ずかしながら今の我が家にはありません。(リンさん闘病でほぼ使い切ってしまいました(^_^;))
次にご縁のある仔には、若いうちからペット保険に加入してあげたいし、少なくとも半年~1年は安心して治療を受けさせてやれる蓄えを作りたいと強く思っています。
このサイトを立ち上げグッズを作り始めたのも、私自身の精神的のパグロス解消もさることながら、新たなおパグ様をお迎えするための原資を蓄える後押しになればと思ってのことです。
もし気に入った商品がありましたら、是非皆様のお手元で過ごさせて頂けますれば幸いです。
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